シザースのやり方と練習法とコツ シザースは使えるのか?
実践としても使えるシザースフェイント。ドリブルの王道テクニック、シザースの練習法とコツを書きたいと思います。難しいと思いますが、日々練習していれば勝手に癖付くと思います。
クラブチームやJクラブでも扱う選手はいます。もちろんこのようなフェイントを使って指導を受ける事はありません。サッカーは自分の好きなように自由に表現したらよいのですから。
シザースフェイントとは?
シザースフェイントとはボールをまたぐフェイントとなります。
最近だとロビーニョが得意とする技として有名ですよね。昔だとブラジルのロナウド、ジダンだったり、フィーゴだったりと・・・古いか(笑)日本人では、あのキングカズ(三浦和良)選手だったり。近年は、シザースフェイントをする選手があまり見かけなくなった?とはいえ、かなり有効なプレーです。
クリスティアーノロナウドもネイマールも得意な技ですよね。特にブラジルの選手が得意としているプレーですよね。
フットサルでは、とても有効な技ですので、ドリブルをメインにしたい方は是非とも習得しましょう。これが出来ればフットサラーの仲間入りですね!
ロビーニョとは?
ロビーニョ(Robinho)ことロブソン・デ・ソウザ(Robson de Souza, 1984年1月25日 - )は、ブラジル・サンパウロ州サン・ヴィセンテ出身のサッカー選手。元ブラジル代表。スュペル・リグ・イスタンブール・バシャクシェヒルFK所属。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。
攻撃的なポジションなら大抵こなすことができる。世界最高クラスのドリブルの名手であり、高い得点力とともに、シザーズなどのフェイントを得意とする。「ドリブル・キング」や「フェイント百科事典」等の異名を持つ。ロビーニョとは「小さなロブソン」と言う意味である。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A7
シザースはどれくらい有効?エリートプログラムの選手も使用しますか?
シザースは、どの年代でもかなり有効です。中学生、高校生年代でもシザースがスムーズに行えれば、しっかり実践で使える技です。
ちなみにエリートプログラムの選手でもシザースがとても速い選手がいますよ。もちろん、そういった選手は強豪チームや代表でも左サイドや右サイドを任される事が多いです。そういった選手は、技以外の部分も、ずば抜けていますが・・・。
クリスティアーノロナウドのシザース
クリスティアーノロナウドのシザースは、小刻みに行うシザースです。彼のシザースはボディーフェイントではなく、足元によるフェイントで足を出そうとするとファールになりやすいドリブルです。
このドリブルの習得できれば、強気で攻撃ができるでしょうし、彼の場合は、フェイクからのキックが恐ろしいので、逆取られたら即1点レベルですよね。
ロビーニョのシザースフェイント
多くの選手がお手本にしたロビーニョのドリブルです。ネイマールもロビーニョから多くのことを学んだはずです。とにかくシザースしまくりますし、あの速い中で判断変えれるのは本当に凄いですよね。
今回はシザースだけについて書いていますが、クライフターンも含めると、より効果的です。クライフターンとシザースはセットのようなものなので、一緒に練習してみてください。
ジネディーヌジダンのシザース
ジネディーヌジダンと言えばマルセイユルーレットと言われますが、シザースもセット技といえますよね。彼のシザースはキープ力を生かすシザースが多いです。中盤の選手も、やはりシザースが出来ると便利です。ルカモドリッチもシザースが得意です。良く見ると相手をしっかり見て、シザースしていますよね。
ジネディーヌジダンとは?
ジネディーヌ・ヤジッド・ジダン(1972年6月23日)は、マルセイユ生まれの元サッカー選手。
現サッカー指導者。愛称はジズー(Zizou)。選手としては1989年から2006年まで攻撃的ミッドフィルダーとして司令塔の役割だった。
現在はプリメーラ・ディビシオンのレアル・マドリードの監督を務めている。
FIFA最優秀選手賞、バロンドール、ゴールデンボール賞などの個人タイトルに加え、
所属チームではワールドカップ、欧州選手権、トヨタカップ、チャンピオンズリーグなどの主要タイトルをすべて獲得した。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%80%E3%83%B3
今はレアルマドリードの監督をされていますよね。選手としても一流、監督としても一流というサッカー界のレジェンドですよね。
シザースの考え方
シザースは、どちらに進むかわからないフェイントだと思います。どちらに進むかわからない、取ろうとするとファールになるような、シザースフェイントを目指しましょう。
特に、シザースのフェイントはアウトサイドでボールを触るふりをして、ボールを触らないプレーなんです。
ただ、またぐのではなくて、アウトサイドでボールを触る振りをして「またぐ」といった事を繰返す技なのです。この点、解説されていないことが多いですが、相手の逆をつくこと意識しながら練習すると効果的です。
実際、またがなくてもシザースになります。またぐまたがないといった方法でも相手を騙す事ができるのです。
シザースの練習とコツ
・右利きなら
右のアウトで右に行くと見せかけて、またいで左のアウトでボールを出す。
・左利きなら
左のアウトで左に行くと見せかけて、またいで右のアウトでボールを出す。
連続でまたぐ場合は、右と見せかけて左と見せかけてと見せかけを繰返します。
2回、3回とまたぐなのは、かなり難しいです。しかも高速でまたげると良いです。
遅いまたぎは、相手をかわせません。キープするためのシザースは有効なので、ボールキープであれば遅いまたぎも有効です。
一瞬で抜き去る、仕掛ける、相手の判断を迷わせるドリブルは一瞬のスピードが大事です。youtubeなどで練習する際は、その動画の1段、2段階スピードアップを意識してみてください。
親子や兄弟で練習するなら、さらに効果あり
シザースフェイントの練習は1対1、複数対自分で行うと効果的です。シザースといった各種フェイントは感覚を掴める事が大事なのです。習うより慣れろな部分があります。
1対1で行う際は、対面してシザースを行い、どちらに抜け出せたり、かわせたら完璧と言えます。
1対1シザースでミニゲームをしよう
1対1でシザース練習で遊びを取り入れます。
シザースで引っかかったら1点といったようにシザースに引っかかったらポイントが入るようにしたり、抜かれたらポイントが入るようにしたら、さらに白熱すると思います。
シザースからのシュートも練習しよう
シザースフェイントで相手を騙す事が出来れば、そのままシュートに持っていくこともできます。シザースからシュートといったコンビネーションの練習は、シュートまでの一連のイメージをつけやすいため、とても有効な練習方法と考えます。
シザースからシュートまで出来れば、素晴らしい評価を得られるでしょう。
これらもミニゲームとして遊べば、かなり効果的な練習になるでしょう。
シザースは何故有効?
上記のように、右に行くと見せかけて左に行くドリブルですから、ディフェンダーの一瞬の判断を遅らせる事ができますから有効なのです。
足が速い選手が使えば、もっと有効です。足が速く、俊敏性のある選手がシザースを使うと、もう追いつけません。なので足が速い選手ほど、シザースの習得はした方がいいと思います。
ボディーフェイントも入れるとさらに有効かも?
ロビーニョのシザースは、ボディーフェイクも入っています。ブラジルのドリブルはボディーフェイントをしっかり入れるプレイヤーが多いですよね。
ただ、クリスティアーノロナウドのコンパクトなシザースも、かなり有効なのは確かです。足を出せない上に、一瞬で大きく出して加速されますから、、足が速い選手が使うと一瞬で置き去りにされちゃうんですよね。
フットサルの強豪チームでは、これらスキルは絶対条件?
フットサルの強豪チームのスタメンは、ドリブルスキルは必要になります。シザースは、絶対条件ではありませんが、練習しておくことは良い事だと思います。一番はキープ力に長けた選手が好まれますので、ボールロストをしないようにボールキープの練習を沢山しましょう。もちろんキックの正確性だったり、守備力も求められます。
フットサルでは、舐めプが使える選手は評価が高いです。
小学生はシザースを習得できる?
小学生が実践形式に使えるようになるのは、余程の才能がない限り2、3年はかかると思われます。なので、ほとんどの小学生は扱えるようにはなれません。
理想は無意識でもボールキープの時にシザースがでることなので、小学校高学年でも、まだまだ無意識で使えないと思います。結局は本人が好んで使わないと習得は難しいと思います。
ただシザースが使える小学生は沢山いますし、シザースを使ってる場面も多く見ています。フットサルの試合でも良く見られる光景ですよ。
シザースは他の技と組み合わせる
シザースが失敗した時に、他の技に意向できるように練習した方が良いと考えます。絶対シザースで抜けるわけでもありません。ネイマールだったりロビーニョだったりも、抜けない時は、クライフターンなどでボールキープに変更していますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シザースは、強豪のフットサルチームでも有効な技ですし、サッカーでもエリートプログラム、ナショナルトレセンでも扱う選手はいます。そういったトレセンやセレクションでシザースを使ったからいって、不真面目!落第!といった事はありませんので、ご安心を(笑)しかも、そのレベルの選手達のシザースはとても速いのです。
頑張って練習してみてください。